SEED TO PLATE-だもん亭に行ってきました

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滋賀県近江八幡市で、「SEED TO PLATE(種から食卓へ)」という夕食会が行われたので、行って参りました。

「SEED TO PLATE」とは、アメリカのポートランドというところで農業を営んでいる方々が、日本の若き農家や消費者たちと交流をもって、自分たちをもっと知ってもらおう、農業ってもっとおしゃれなんだってことを知ってもらおう、オーガニックをもっと知ってもらおうという企画です。

(と、私は解釈したのですが……。)

はるばるポートランドから来られたんですね。私は最初、ヨーロッパかと思ったのですが、よく考えるとそれはポーランドですね。Googleマップでポートランドを調べてみると、アメリカ西海岸、オレゴン州の最北端にあるようです。コロンビア川を北に渡れば、すぐワシントン州です。近くにはオリンピックが開催されたバンクーバーがあります。

 
今回の「SEED TO PLATE」は、滋賀農業女子さんとのコラボ企画のようです。他の地域でも開催されているようで、地元で予約取れなかった方々が、今回の滋賀県開催に多く参加されておられました。

私の席の近くには、愛知県からと、神戸から来られた方、そして大阪から来られた方がおられました。
 

もう少し詳しく「SEED TO PLATE」

ポートランドは、全米一住みやすい町と言われており、日々の暮らしそのものを大切にする人たちが多い地域だそうです。

そのため、オーガニックやローカルフード、ファーマーズマーケット、コミュニティーガーデンや手作りの保存食に興味ある人たちに愛されています。移動も自動車ではなく、なるべく自転車を利用するなど、自然への配慮も行われているそうです。

そんな町でも注目を集めている女性シェフ、ステイシー・ギブンズさん率いる仲間たちが、日本の地方を回って様々な交流をされておられます。

お仲間には、女性オーガニック農家さん、クラフトワインメーカーさん、オーガニック麺製造者さんなどがおられました。オーガニックワインを頂きましたが、とても体に優しく、でもしっかりと口の中に香りが広がるワインでした。

彼女たちが作る加工食品やワインを、きらくぅでも販売できればと思ったのですが、英語を話せない私はただの変な人になりかねないので、接近は断念しました。

でもいつか、日本のオーガニックワインを扱ってみたいですね。丹波ワインや京都ワイン、甲州ワイン、滋賀県のワインなど、日本でもワイン造りは行われています。
 

おしながき、そして決意を新たに

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さて、だもん亭に到着したら、お庭でビールとパンと前菜を受け取りました。テレビ局の取材もこられてて、ムダに緊張してしまいました。庭は純和風のいい感じで、こんなおうちに住みたいですね。

席に座ると、ゾクゾクと他の参加者さんも到着し、総勢40名くらいになっていました。けっこう有名な夕食会だったんですね。私は10人くらいで和気あいあいとやるのかと思っていましたが、両隣の方々とも仲良くお話しできたので、楽しかったです。

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話しの中にも、オーガニックに関する話しが当然出てくるのですが、

オーガニックは、プログラミングされていない素直な味を楽しめる

という言葉が印象的でした。

計画的に肥料や水や農薬を使うことで、作りたい味の農作物を作ることができるそうですが、オーガニックはそういうわけにはいきません。

だからこそ、同じ大根やニンジンでも、産地や作る年によって味が違う。その時にしかない味を楽しむことができるそうです。

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工業製品に慣れてしまっている私としては、そういったブレがあるという特徴はむしろデメリットかと思っていたのですが、考え方を改める良いお言葉を頂きました。

あと、オーガニック野菜は優しいけれどしっかりと印象に残る味ですね。苦みや辛味、酸味といった普通では嫌がられる味も、とても美味しく頂くことができます。味つけされていない野菜本来の苦みや辛味、酸味を、こんなにもポジティブに美味しく頂けるのは、オーガニックのなせる技なのでしょう。

『オーガニック農業家=有能シェフ』

そんな公式が頭をよぎりました。

作った作物が、そのままで滋味深くて美味しい。

これって、すごいことですね。
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子どもが野菜嫌いになるのも、苦みや酸味をポジティブに味わうことができない野菜を食べているからなのかもしれません。他には、収穫から時間が経っているが故に際立ってしまうエグ味も関係しているかもしれません。

丁寧に作られた野菜を、すぐに食卓で楽しむことができる。

そんなインフラが日本にあるとステキだなーって、感じました。

なので私は、農業をやるのではなく、丁寧に作物を作っておられる方々の販売をサポートし、美味しい食材を手に入れたいと思っている消費者にいち早くお届けする仲介役になりたいと、決意を新たにしました。

農家さんは大変です。作物を作り、出荷するために洗浄、トリミング、包装に梱包、そして各地に届ける。その合間に、新しい販路開拓をするって感じだそうです。

なので、新しい販路開拓をサポートできれば、農家さんは少しでも自分や大切な人との時間を過ごしたり、作物の手入れに時間を費やすことができます。

ネットを使って、農家さんと消費者を繋ぐ

そんな仕事ができればと思っています。

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夕食会の途中や終わりに、滋賀農業女子さんともお話をお伺いすることができました。今後の事業に役立つ情報も頂いたので、活かしていきたいと思います。

最後に、だもん亭は完全予約制だそうです。とても雰囲気の良い和風の邸宅で、完全予約制だからこそできる丁寧なおもてなしをして頂けます。

とても大切な日に、とても大切な人たちと共に夕食を楽しみたい。

そんな時にオススメな場所です。
 
 

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